Webサイトにおいて、アイコン画像はユーザー体験やブランド印象に大きく影響します。ここでは、サイトに必要な各種アイコンファイルの種類やサイズ、役割について解説します。
favicon.ico
は、主にブラウザのタブやブックマークで表示されるアイコンです。Windows環境との互換性が高く、現在でも設置が推奨されています。
favicon.ico
/public/favicon.ico
Next.jsでは、このパスに配置するだけで自動的に認識されます。
近年のブラウザでは、favicon.svg
や favicon.png
の使用も可能です。高解像度に対応しやすく、拡大しても画質が劣化しないのが特徴です。
favicon.svg
または favicon-32x32.png
これはiOSデバイスでホーム画面に追加された際に使われるアイコンです。iPhoneやiPadで見栄えを整えるために設定します。
apple-touch-icon.png
/public/apple-touch-icon.png
Next.js App Routerでは、metadata
オブジェクトに icons
プロパティを追加することで、各種アイコンの設定を自動的に <head>
に反映させることができます。
1// app/layout.tsx または app/page.tsx で記述
2 export const metadata = {
3 icons: {
4 icon: [
5 { url: '/favicon.ico', type: 'image/x-icon' },
6 { url: '/favicon.svg', type: 'image/svg+xml' },
7 ],
8 apple: '/apple-touch-icon.png',
9 },
10 };
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上記のように記述しておけば、HTMLの<head>
タグ内に<link rel="icon">
や <link rel="apple-touch-icon">
が自動的に挿入されます。
HTMLを直接編集する必要はありません。
より多くのプラットフォームに対応したい場合は、以下のようなアイコンの追加も検討できます:
icons
配列で複数サイズを指定)Webサイトで使用するアイコン画像は、環境ごとに最適な形式やサイズがあります。以下のように用意しておくと安心です:
これらを /public
フォルダに配置し、Next.jsの metadata.icons
に設定すれば、多くの環境に対応した適切な表示が可能になります。