Tailwind CSSは、モバイルファーストの設計思想に基づいており、簡単にレスポンシブデザインを実現できます。この記事では、Tailwind CSSにおけるレスポンシブ対応の基本について解説します。
モバイルファーストとは、スマートフォンなどの小さな画面サイズからスタイルを定義し、画面サイズが大きくなるにつれてスタイルを上書きしていく設計方法です。Tailwind CSSではこれがデフォルトで採用されています。
Tailwind CSSでは、以下のようなブレークポイントが用意されています。
sm
: 640px以上md
: 768px以上lg
: 1024px以上xl
: 1280px以上2xl
: 1536px以上ブレークポイントを使用するには、クラス名の前に sm:
や md:
などを付けて記述します。
1<div class="text-base sm:text-lg md:text-xl">
2 テキストサイズが画面サイズに応じて変化します。
3</div>
4
上記の例では、画面幅に応じてテキストサイズが段階的に大きくなります。
レスポンシブの記述は、レイアウトや表示・非表示の切り替えなどにも使えます。
1<div class="hidden md:block">
2 768px以上の画面でのみ表示されます。
3</div>
4
1<div class="flex-col sm:flex-row">
2 小さい画面では縦並び、大きい画面では横並びにします。
3</div>
4
sm:
などのプレフィックスで行えます。Tailwind CSSを使えば、複雑なメディアクエリを書くことなく、効率的にレスポンシブデザインを実現できます。